悲しい→寂しい→忙しい

亡くなった従妹の姉

私にとってのもう一人の従妹が

妹を見送った2、3日後に

そう言っていました。

 

 

しかし…寂しがっているのもつかの間

葬儀の打ち合わせや準備が始まると

悲しむ間もないほどに…

 

いろいろと

しなくてはならないことがあり…

亡くなってからの約10日間で

 

悲しい → 寂しい 
→ 忙しい → 落ち着かない 

こんな感情のアップダウンを経て葬儀当日

を迎えたようです。

 

亡くなった従妹も

“患者さん”

と呼ばれていた状態から

 

故人  

ご遺体

ご遺骨

 

 

と、どんどん立場を変えて…

忙しかっただろうな。

 

その様を見守る姉の方の従妹も

『あっという間なのね…こんなに』

と、特に出棺直前には泣きながら

粛々と運び込まれる棺を

目で追っていました。

 

************

見送った方の従妹は

10年以上、介護現場に勤務しているので

多くの看取りを体験しており

一般の方々よりも人の死に接する

経験が多いと思われます。

 

そのためか、妹の死に際しても

激しく崩れ落ちるほどの

感情の高ぶりは見せることは無く

 

悲しむよりも動き回ることで

気持ちを納めている

という印象でした。

 

 

悲しみの感情表出よりも

行動で紛らわす タイプ

の方は

 

 

大丈夫そうに見えても

実は“身体にきている”

という

ことが多々あって

 

今回の私の従妹の場合も

肩や首、背中がパンパンに張って

実は相当痛い…

そのような状態を押して行動して

いました。

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もし皆さんの周りで

悲しみの場面において

故人に相当近しい関係であるにも
かかわらず

 

 

一見、さほど悲しみが強くは
見られず

大丈夫そうに見え

テキパキ動いている

 

 

そんな方がいらっしゃる時には

 『ご愁傷様』という言葉よりも

ぜひこんな言葉をさりげなくかけて

さしあげたら…と思います。

 『身体、大丈夫ですか?』

 『痛いところはないですか?』

 『眠れてますか?』

 『少しでも食べられてますか?』

 

 

 なぜならばそのような方々はもともと

感情を表すことが若干苦手

なので
恐らく

行動することで感情表現の
代わり
にしているからです。

 

直接のお心に関する声かけでなくても
身体の状況に関する言葉を
かけて差し上げると

実はそれが相手の心をお察しする

ことに繋がるからです。

 

身体を察してあげる声かけで

少し気持ちがほぐれて

その後少しずつ気持ちのことも

話し始めるきっかけに

なることもあります。

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時々
『人のご不幸の場面で
なんとお声をおかけしたらいいか
わかりません』


と、ご質問をうけることがあります。

実際、かけて良い言葉の正解は
誰にもわかる物ではありません。

何と声をかけたらいいか
分からない場合は
極論、

『何も声をかけなくていい』
と思います。

ただ黙って、その重苦しい
空間を共に過ごせば良い
のだと思います。


恐らく、『何と声をかけたらいいか…』
と真剣にお悩みになる方には

その悲しみの空間から何とか
助けだして差し上げたい
という優しさが多分にあると思います。

しかし恐らく『その光景を見ている
あなたが自身が苦しいのでしょう…』
(ごめんなさい、そう思ってしまいます。)



しかしながら
大切な人を失った時に生じる
目には見えない血が噴き出すほどの
喪失の穴は
今、生きている他の人間で
代わりに埋めることは
不可能です。

精一杯
その悲しみの感情で
故人を失った喪失の穴を
埋めるようとしているのです。

悲しむことを止めたくないし。
出来ればずっと悲しんでいたい。
安易に忘れたくない。

悲しいよ!という表現
感情の全ては

愛してる!
大事だったんだよ!

を言い換えているのです。

悲しみが落ち着くまでは
その悲しみに黙って
付き合って差し上げることが
必要なお手当だと思います。

悲しみが高じて
健康障害に至ったりしないように
少し離れた所から見守っているのが
他人が尽くせる思いやりだと思うのです。

(その部分を担う目的で
Mieruka舎はおります。)


悲しみを思いやる言葉は

何も難しい言葉でなくていいのです。

 

ただ一緒に悲しんで

人として普通の

易しい・優しい言葉であれば

 

かえってその方が伝わります。

『大丈夫、私がそばにいますよ
あなたは精一杯悲しみなさいませ…』

の気持ちをこめて。

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コメント: 1
  • #1

    Erminia Correia (土曜日, 04 2月 2017 04:36)


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