命日と行動力低下の関係性

震災から3年。

もうすぐ3回目の3.11がやってきます。

最近はTVでもさまざまな

特集や追悼番組が放送されていて

 

当事者の方はその映像から

当時の記憶がフラッシュバック

してくることもおありだと想像できます。

 

グリーフ(喪失悲嘆)サポートを

提供する観点から見た

死別体験後の行動能力レベルの

 

推移のグラフをココで紹介します。

文字がつぶれていて読みにくく

申し訳ないのですが

グラフ横軸 左端が

“亡くなった当日”です。

そこから右に

時間軸が流れて行きます。

 

①のところは死別後半年。

行動のモチベーションが

底をつくボトムの時期。

つまり落ち込みが最高潮の時期

 

②死別後1

死別半年のところで

一旦底をついた

行動のモチベーションが

右肩上がりに回復してきて

ちょうど命日の時期にさしかかり

また落ちている。

 

③死別後24カ月(2年)

やはり命日なので記憶がよみがえったり

することで悲しみが増し

行動のエネルギーが落ちる。

 

 

①~③まで全て

オレンジの点線矢印が示す通り

右肩上がりで

回復に向かっているが

ポイントとなる命日の日には

行動のエネルギーが落ち

精神的にも落ち込みが

生じていることは

安易に予想できる。

 

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このグラフは24か月(2年目)までの

情報ですが、3年目にも同じ傾向が

推測できます。

 

3.11はたくさんの

大切な人を失った悲しい

“命日”であります。

 

特に血縁の方を亡くしていないに

しても、交流のあった知人を

亡くしていたり

 

大切な家や職場

育った町や、村。

故郷の景色が激変した

安心できる暮らしを喪失した

未曾有の大災害でした。

 

 

前を向いているつもりだけれど

悲しみに引き戻される。

そういう時期なので仕方がない。

それは自然のリズムなので

どうか無理をしないで欲しい。

 

周りの人もくれぐれも

『さぁ命日だ!

一区切り付けて頑張ろう』

 

と、親切に励ますつもりでも

弱っている人にこれ以上

鞭打って走らせるようなことに

なってしまうので…

 

どうか不用意な声かけをするくらいなら

ゆっくりと相手を遮ることなく

話を聞いて差し上げるだけで

いいと思います。

 

相手が話したいことだけを

話したい分だけ

だまって落ち着いて聞く時間を

作るだけで充分だと思います。

 

頑張ろうとするかしないか決めるのは

被災者した皆さん自身の自由だから。

 

黙って静かに見守るのも

立派な励ましです。

 

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今回震災に関連付けてお話しを

しましたが

通常の死別悲嘆で

悲しみの中にいる方々にも

この情報は当てはまります。

 

参考になるれば幸いです。

 

①死別後半年が

最も行動力が低下する

 

②命日を迎える時期に

行動力が低下する時期がある。

 

③それは至って普通のこと。

無理せずその時期を過ごすことが

大事。

 

④命日のたびに落ち込みは

するけれども、基本的には

回復に向かって右肩上がりの

変化を示す。