
草花は種を蒔き
芽が出て茎が伸び
葉が茂り花が咲く。
そして花は散り
葉も茎も枯れて種が残る。
残された種は
また次の芽吹きへ…
自然に生きるものは全て
生まれては朽ちて…
を繰り返していく。
人間だって同じこと。
生まれて育って
人生を味わいって…
長い短いはあるけれど
必ず命は尽きる。
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ヒトの生と死の認知は
非常にアンバランス。
ヒトが生まれることは
おめでとう!大歓迎で
ヒトの死に限っては
“不幸” “忌むこと”
忌むという言葉の意味は
『不吉、嫌って避ける』
ということらしい。
原因:生まれた
結果:死ぬ
原因と結果の
1対1の対応。
なのに
死だけを切り離し
遠ざけるというのは
この部分の認知が歪んでいる。
特に
ヒトの死の悲しみで
感情がかき乱されていない
普通の時にはこの関係性に
気付いていてほしい。
その下地があって
ヒトの死に接する方が
悲しみがこじれなくて済むから。
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ヒトの死を特別視しているから
それに付随する悲しみも
特別な悲しみになってしまう。
本当は感じなくてもいい
余計な悲しみまで
惹起してしまうのだ。
ヒトの死とその周辺の悲しみは
大切に扱うけれど
特別視はしない。
ヒトが死ぬことは
当たり前のこと。
生きている限り当たり前のこと。
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